ひとり介護 5年間の記録

2019年に母が他界。以後2020年からは5年間の介護の日々を振り返ります。介護と向き合う方に少しでもヒントとなり、エールになりますように。

デイはデイで

たった今、デイに出掛けた母。

起きて最初のお言葉は、

「今は何月だっけ?」

 

デイの日は安心できるものの、支度やら送り出しやらで大忙し!

母の部屋に入ると、

ありましたよ〜

汚れたリハパンの放置。それも3つも。

 

どうしてもゴミ袋に入れてくれない母。

臭うし、周囲は汚れるし、不衛生だし、そこへ我が家の一匹が入り込むとクンクン嗅ぎまわりイタズラして、もう大変!

 

一人だと収拾つかず、とにかく右へ左へバタバタ、バタバタ(泣)

 

 

 

 

ホンネno介護ーひとりはつらい

一人で親の介護をする人は、どれくらい居るのでしょう。

調べても容易には出て来ません。

それは国や行政も、そこまでの実態が掴めていないからなのでしょうか。

 

認知症高齢者は65歳以上人口10%、260万人以上にはなっているそうです。

また、それに連れ実の親の介護を放棄するケースも増えているという悲しい現実があります。

「そんなことって⁉︎」

身近にありました。

 

私の兄、そう、長男です。

彼の理論はこうです。

「長男が看なければならないという決め付けは不公平だ!」

そして何一つせず、金銭的補助も一切せず、でも遺産は取り分をキッチリ持って行く。

これでは長男云々を語る前に、貰うものだけ貰って、あとは全てを放棄したろくでなしでは?

 

いえ、言いたいのはお金の問題ではないのです。

気持ちの問題です。

 

「妻があり、子供の面倒をみて、仕事があるんだ」と兄は言います。

世の中の大半がそうですよね。

因みに子供2人はもう高校生と既に卒業して好きな事をやっているフリーターです。

 

「妻の母親だって 看るんだから」

なんか変です。

兄嫁は一人っ子ではなく、これまた兄が有るのです。

そしてその妻の母親とは同居すらしていません。

兄の言う「看る」とは何を意味するのでしょうか。

よく解りませんが、もう何だか子供の言い訳みたいです。

 

そこで、もはやこれ以上の言い合いで無駄な時間は使わない事にしました。

私も企業の管理職としてフルに働く身での介護ですから、戯れている時間は無いのです。