ひとり介護 5年間の記録

2019年に母が他界。以後2020年からは5年間の介護の日々を振り返ります。介護と向き合う方に少しでもヒントとなり、エールになりますように。

介護の闇

後を絶たない介護心中や介護殺人。
検索するとネット上に続々と出て来る介護の闇。
介護というものが綺麗事では済まされないという厳しい事実を突き付けられるようだ。

毎日、睡眠時間を削って何から何までケアしていると確かにヘトヘトになる。
心が どんどん押し潰されていく。

老老介護の場合は介護する側も高齢であるのだから体力の消耗は尋常では無いだろう。
働きながらの介護の場合は睡眠不足が非常にこたえ、翌日の仕事にも響いてしまう。
自分でも不安を感じ、無理しないようにしたいと思う。
それでも 今日は誰かが代わってくれるからというワケでもなく、手伝ってくれるワケでもないのだ。
誰かが夜中に自分の代わりに起きてトイレ介助や粗相の片付け、洗濯をしてくれるワケではない。
どんなに疲れていても、放置することは出来ないのだから頑張るしかない。

こうした介護保険制度の補助が届かない部分が 介護者にとっては大きくのしかかって来るのだ。
そして終わりが見えずに これが毎日続く事で悲劇が起きる。

決して他人事ではないと 身にしみて感じる。